浴衣リメーク、観光客魅了 道後温泉本館
道後温泉本館(愛媛県松山市道後湯之町)の古くなった貸浴衣のリメーク商品が注目を集めている。現在3種類を展開中で、第2弾のバッグは8カ月で約170個を販売。ほつれたり色あせたりした浴衣が、製作を担う障害者や高齢者の手で鮮やかに生まれ変わり、道後ならではの一品として観光客らを引きつけている。
市道後温泉事務所によると、浴衣は休憩室利用者に貸し出されるもので、白地に道後のシンボルとされる「湯玉」を配した伝統のデザインが特徴。12月には第3弾としてカードケースを投入、柄を生かした折り畳み式のダブル(千円)とシングル(700円)の2種類が登場した。
好調な販売は、染色や縫製を手がける高齢者や障害者のやりがいにもつながっている。商品は本館売店と市総合福祉センター(同市若草町)で販売。問い合わせは市社協=電話089(941)3828。